山梨県スキー連盟競技本部では、年2回、練習会において医科学トレーニングを実施し、体力測定を実施しています。体力測定の指導は、財団法人山梨県体育協会のトレーナーが行っています。
測定項目は、最高最低血圧、脈拍数、身長、体重、握力、垂直跳び、長座位体前屈、最大酸素摂取量、体脂肪率、そしてマシンを使った脚筋力の測定です。
午前中に体力測定を行った後、午後には小瀬陸上競技場にて1500mのタイムトライアルを行いました。今現在の自分の体調を客観的に認識することは、とても大切なことです。
さて、最近の高校生の練習態度を見ていて、ちょっと気になることがあります。君たちは練習と試合を区別していませんか。試合は真剣勝負で挑むのは当然ですが、練習も真剣勝負なのです。特に練習会のタイムトライアルは試合を想定した、真剣勝負の練習なのです。試合のために練習があるのではなく、練習の結果として試合があるのです。だから、練習も真剣勝負で挑んでください。最も走りやすい服装、そしてシューズを着用するのは、アスリートの必須条件です。ジャージのまま走ったり、首にタオルを巻いて走ったり、スニーカーやバスケットシューズを履いて走るのは、「これは練習だから、本気ではやらないよ。」と意思表示しているようなものです。練習のときに本気が出せない選手が、試合で本気が出せる訳がありません。
さあ、もうじき雪が降ります。楽しい楽しい季節がやってきます。選ばれし者(選手)にしか味わうことのできない、真剣勝負の快感を今年も楽しみましょう。
中安強化コーチ
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