平成14年8月17日〜20日・長野県野沢温泉村 夏季強化合宿 |
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野沢温泉村オリンピックスポーツパーク・ローラースキーコースにて全員集合
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8月17日、午後1時30分に野沢温泉村民宿鈴森に集合。今回の合宿は、少年男子選手6名、少年女子選手1名、成年男子選手4名、コーチ3名,計14名の参加をもって実施した。
初日の午後から練習に入る。宿舎から野沢温泉村オリンピックスポーツパークのローラースキーコースまでの片道約2kmの道のりをジョギングで往復することにより、ウォームアップ、クールダウンとする。ローラースキーは上級者と初心者に分かれて、自由走を60分、基礎練習を20分行い、スキーの感覚を取り戻す。 ローラースキーの後、サーキットトレーニングを4種目4セット行う。その後、ビーチフラッグ勝ち残り戦、優勝者には宿舎までコーチ車に乗れる権利とジュース1本付きというご褒美が用意された。 |
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さあ! 練習始めるよ。
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成年男子A 真明選手
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成年男子A 神宮司選手 |
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成年男子A 飯田選手と栗原選手
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先頭集団を形成する成年男子選手
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雲海に浮かぶ妙高山を見下ろして林道を走る
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合宿2日目、早朝のコンディショントレーニングは野沢神社までウォーキング、その足で野沢の朝市を見学。午前は長坂ゴンドラ駅前から巣鷹湖までのロードレースを行う。距離12.0km、標高差650mの舗装林道コース。コーチ車3台で選手のサポートをする。 |
スタート直後から真明選手、飯田選手、神宮司選手の成年男子3人で先頭集団を形成する。第2集団に、河野選手、栗原選手、豊田選手の順につく。7km地点で神宮司選手が脱落する。それを栗原選手が徐々に追い上げ、9km地点で追い抜く。豊田選手は後半ペースを上げて、河野選手を8km地点で抜いて5位に順位を上げる。 |
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練習後、南原グラウンドから見る夕焼け
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合宿所となった民宿鈴森、夕食が楽しみ!
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選手とともに走る谷田部先生、今も健在です。 |
合宿3日目、ローラースキーのリレーを行う。リレーを開始するにあたって、タッチのテクニックの講習を行う。一人2.7kmで1チーム3人で競う。「ちびまるこチーム」「こち亀チーム」「ワンピースチーム」の3チームで激戦の末、最終走者で逆転して「こち亀チーム」が優勝する。そして、サッカー。コーチ・成年チームの圧勝に終わる。高校生チーム、頑張れ。 この日の午後は、休養とし、皆で野沢アリーナのプールで泳ぎ、疲労した筋肉をときほぐした。 |
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選手に並走しながら指導する田沢コーチ
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私のすべり、どう? ・・・いけてる!
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土砂降りの中でのタイムトライアル・・・勘弁して。 |
合宿4日目、台風の余波で朝から雨。雨がやむまで、南原のトレーニングルームでウェイトトレーニングを行う。ウェイトは普段やっている者とやっていない者との個人差が大きい。週2回くらいのペースで実施して欲しい。 雨はやむ気配がないので意を決してローラースキーへ。合宿恒例、最終日のタイムトライアルで腕試し。スタートしたらいきなり雨脚は強まり、バケツをひっくり返したような土砂降りとなる。路面に水溜りができるとローラースキーのスピードは急激に落ちる。選手たちはやけくそ気味に走り続ける。気温は下がり、Tシャツ1枚のコーチは震え上がる。ゴールした選手は走って温泉へ直行。 最高タイムを出したのはいつも3番手を走っていた栗原選手。「ローラースキーの調子が良かったんです。」と謙遜気味。 |
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今回の合宿は例年より1週間早く、お盆直後ということもあり、合宿しているチームは少なく、やや寂しかった。やはり合宿は、全国のチームが集まり、お互い競争心を抱きながら刺激し合って練習するのがいい。山梨から野沢まで来て合宿するのは以上の理由のほかに、次のことがある。 | ||
1 短期間に密度の濃い練習を行い、肉体を追い詰めること。そのためには合宿までにしっかりと練習をしてきて欲しい。
2 国体を目指した強化合宿であるという自覚を持ち、快い緊張感の中で練習に集中できること。 3 連盟派遣の強化コーチにより、集中的な指導が実施できること。 4 中・高校生には合宿という集団生活を通じて、社会に出ても通用するしっかりとした社会性を身に付けさせること。 5 合宿という小旅行により、気分転換を図り、いい思い出をつくること。(そのためには修学旅行であってもいい。) |
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今回もひとりのけが人も病人もなく、無事合宿を終了することができた。シーズンまであと3ヶ月半、すでにレースはスタートをきっている。 (中安強化コーチ) |